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Visse's Blog エッセイ: 2021年12月アーカイブ

横浜市の犬のしつけ教室/たくさん褒めて犬の良い行動を強化しよう。

「強化とは、ある行動が増えた状態のこと」を言います。
 
犬(人も)の良い行動を強化するには、必ず良いことが起きなければなりません。
この強化の仕方には以下の3種類があります。
 
  • 正の強化

犬に「スワレ」や「マテ」などをさせて、出来たら褒めたりオヤツをあげたりするのが、

この正の強化です。いわゆる、一般的な褒めてしつけるというのがこれです。 
 

  • 他行動強化(行動の肯定)

犬が大人しく良い子にしていたら、当たり前と思わず褒めてあげることです。

例えば、ケージの中で吠えている犬がいるとします。犬が吠えた時に大抵の方が叱ると思います。

しかし、その後、犬が大人しくしている時に、褒める方はいないのではないでしょうか?

いくら叱っても一時的に収まるだけで、良い行動は増えません。

 

しつけの基本は、叱って悪い行動を減らそうとするのではなく、良い行動を強化して増やすことです。

そして、良い行動は褒められることで増えていきます。

ヴィッセのしつけで一番多く使うのが、この他行動強化です。☞1日100回褒める 
 

  • 対立行動強化(結果の肯定)

散歩中に他の犬に吠えかかる犬がいるとします。犬とすれ違う間、「アイコンタクト」をしたり「ツイテ」を教えて、

吠える以外の行動を促すことです。吠える事と他の行動をさせるということが対立していますね。

 
 まとめ~
・多くの飼い主が「ノー!」と、間違いを叱るだけで、正解を教えない。
・しかし、犬を叱るだけでは、良い行動は身に付かない。
・したがって、同じことに対して永遠に叱り続けなければならない。
・しつけの基本は、ひたすら良い行動を身につけさせること。


横浜市の犬のしつけ教室/犬のしつけは飼い主次第

犬のしつけは何のために行うのでしょうか?「訓練所に預けたけど、帰ったら元に戻った」 
「本を何冊も読んだけど、上手くいかなかった」 「しつけ教室に通ったが、トレーナーの言うことは
聞くけど、私のいうことは聞かない」」など、こういう話をよく耳にします。

何故こういうことが起きるのかというと、↑の方々に共通していることは、

「何のためにしつけをするのか?」という目的(ゴール)がないまま、

しつけやトレーニングを行っているからだと思います。
 
別なことで例えれば、「英会話教室に通ったけど全然喋れるようにならなかった」と言われる方も、
そこに目的や必要性がないからです。しつけの目的は、それぞれの飼い主によって違うと思います。
「自分が不安だから」 「周りに迷惑をかけないため」 「快適に暮らす為」など・・・。
 
そして、その答えは、貴方自身が自分で考えて出さなければならない答えなのです。
他人に聞いても答えられない問題なのです。なぜなら愛犬と暮らしているのはあなたであり、
あなたの生活も犬も、他の方とは全く違うからです。

僕も日中、犬を預かってレッスンをするので、「犬を預けると先生のいうことは聞いても、
飼い主のいうことは聞かないのではないでしょうか?」という質問はよく受けます。
以前、ご夫婦で問題行動のカウンセリングを受けられた奥様から、同じ質問を受けました。

すると、傍にいたご主人がすかさず、「もしそうなったら、俺たちが駄目だってことだよ」と、
奥様に言ってくれたのです。僕は思わずご主人に拍手をしてしまいました。 
 
しつけ教室は「基礎」を学ぶところです。私がどんなに犬をトレーニングしても、飼い主が
トレーナーから学んだことを、日常生活という「応用」の場で「実践」できなければどうにもなりません。

そして、自分が愛犬になったつもりで、「自分の生きがいは何だろう?」ということも考えてみて下さい。
「ご飯を食べること」「散歩に行くこと」「ボールを追いかけること」「友達に会うこと」

なんだか禅問答のようになってしまいましたが、これらの疑問に対する答えはひとつではありません。
何故なら100の家庭があれば、100通りの暮らし方があるのですから。
そして、その答え一つひとつをじっくりと探してみてください。

※ちなみに私の答えは、「誰からも愛され、どこに出しても恥ずかしくない子に育てる為」です。


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