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家庭犬しつけ教師養成講座

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卒業生の声 ホスピス看護師 岡田純奈

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私は6年程前に、行政での犬猫の殺処分の現状やペットショップなどのペット産業の裏側で多くの命が犠牲になっている実態を知り、微力ながら保健所のボランティアを始めました。

同時に、外飼いで迷子になった犬や棄てられた犬が繁殖し、野生化している野犬という存在を知りました。保健所に収容された野犬は、ほとんどが殺処分となってしまいます。

運よく里親に迎えられても、人間と生活したことがなく人間を恐れているため、なかなか懐かなかったり、長期間散歩に行くことができずに引きこもっているなど、決して幸せではない野犬達が全国にいます。

それを目の当たりにして私は、野犬の生態とトレーニングを学びました。野犬のことを学んでいるうちに、犬についてより深く知り学びたいと思うようになり、指導して下さるトレーナーさんを探していました。

 


訓練士やトレーナーは数多くいますが、なかには間違った犬への理解や好ましくないトレーニング方法が多くあります。本当に正しいことを教えて下さる方を探していたところ、糸山先生にたどり着きました。


犬と信頼関係を築くためには訓練や主従関係は必要ないこと、犬の心を育んでいくこと、先生の考えに共感し感銘を受けました。異種である犬に対して、どう向き合いどのように伝えるのか、「行動分析学」に基づいた犬の学習方法やコミュニケーション方法を学びました。

授業はマンツーマンで行われるため、丁寧に分かりやすく教えていただき、質問や疑問に対する回答も的確に対応して下さいました。 犬とは何か、どういう生態をしているのか、犬に関する知識を正しく得ることができました。

先生の知識と技術はもちろんですが、何よりも先生の犬に対する愛情と真剣な思いが素晴らしく、毎回授業を受けることがとても楽しみでした。先生から学んだ基礎を胸に、これからの活動に生かしていきたいと思います。
 
日本では、命に期限を付け、まだまだ多くの犬や猫が殺処分されています。その一方で、利益優先のペット産業により過剰なほどの命が生産され続け、物のように扱われています。飼養するための審査などはなく、お金さえ払えば誰でも購入することができます。

生態の知識がない人や散歩に行く時間を確保できない人、単身者や癒しを目的とする人なども簡単に購入することができてしまいます。その結果、遺棄や飼育放棄、保健所への持ち込みに繋がっています。

どうか、ペット産業の実態を知って下さい。
ペットショップやブリーダーなどから犬を購入する人の10人に1人が保護犬を迎えることで、行政での殺処分はなくなると言われています。私自身も数年前に2頭の野犬を引き取り、今幸せに暮らしています。

命を買わずに里親になる選択を。
それが当たり前の世の中になることを願っています。
 
                                                                                                                                                   岡田 純奈
 

 
                                                                                   


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