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お客様の声

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レイルはどこに行っても恥ずかしくない、私の自慢の子です!!


飼い主様名 加藤美幸様
コース 問題行動矯正レッスン
犬の名前 レイルくん
犬種 ボーダー・コリー
受講期間 5クール
レイルは前に飼っていた子が亡くなり、次に飼う子は小型犬にしようという両親を3年かけて説得し、やっと私の念願が叶って我が家に迎えた子です。公園でフリスビーで遊ぶボーダーコリーを見た時に、私も犬とこんな風に遊びたい!いろんな所に一緒に出掛けたい!まさに一目惚れでした。

そうして家に来たばかりの子犬のレイルは、ケージの中でも大人しくお留守番も上手でした。スワレやマテなどもすぐ覚えてくれ、どんな声で吠えるんだろう?と思うほど、全く吠えないおとなしい子でした。

本当に可愛くて毎日が楽しく、ボーダーコリーの子犬は大変だと聞いていただけに拍子抜けしたほどです。ところが生後6ヶ月を過ぎた頃から、お散歩をしていると車やバイク、自転車など動くものへの反応が強くなってきました。それでもこの頃は飛びかかったり、追いかけようとしても、まだ私の力でも抑えることができました。

しかし、生後8ヶ月過ぎになると体重も17kgを超え、車、バイクへの反応は一層強くなると同時にリードの引っ張りも強くなり、狭い道で車が来てしまうと、レイルも私も身の危険を感じるようになってきました。

さらに何か興味の対象となるものを見つけると、地面に顎までべったり付けた伏せの体制になり、すれ違う瞬間に飛びかかる始末です。その時私が待て!とどんなに強く言っても全く聞いてくれません。

家に来たばかりの頃に、スワレやマテをすぐに覚えてお利口!と思っていたことは、レイルはオヤツ欲しさにやっていただけで、外の世界、緊急時などでは何一つ出来ないことをこの時に初めて実感すると同時に、得意になっていた自分が恥ずかしくなりました

それからは、車追いやバイク追いについて、ネットや本で調べ漁り、良いと思ったことは片っ端から試しましたが、改善するどころかますます悪化していく一方でした。あんなに楽しかったレイルとの生活、とくに散歩の時間がとても苦痛になってしまい、車やバイクが来ない場所を選びながら散歩をしていました。

今思い返せば、その当時のレイルとの関係は最悪だったと思います。私は家の中でも外の散歩中でも、どうにかしなくてはという思いでいっぱいになり、褒めることよりも怒ってばかりだったと思います。その頃から私が叱ると、レイルは反抗的な目で見てくることが増え、時にレイルが怖いとさえ思うことがありました。

このまま私と2人でいたらレイルを不幸にしてしまう、でもどうしたら良いのか分からず、毎日ネットを調べ悩む日々でした。そんなある日、いつものようにレイルの散歩中たまに寄る公園に行くと、ドッグトレーナーだという人に会いました。

私は藁にもすがる思いで、レイルの車やバイクを追いかけるのをやめさせたいけど、どうしたらいいかわからないと相談をしました。すると、その方から帰ってきた答えは、

「あ~、それは無理、無理!だってそれがボーダーコリーだから。牧羊犬としての本能が強いから、もし車追いやバイク追いが仮に治せたとしても、それはその子を欲のないつまらない犬にしてしまうよ。そうなったらもちろん、フリスビーもボールも追いかけなくなるよ」と言われたのです。

私はとてもショック受け、レイルはフリスビーもボールも大好きで、私もその時間が一番楽しいのに、その楽しみが無くなってしまう。でも車やバイクを追うことは絶対にやめさせたい!もうどうしたら良いのか分からなくなり、絶望してその日は泣きながら帰りました。

そんな事があった後、いつものようにインターネットで調べていると、1件のボーダーコリーのページにたどり着きました。そこには車やバイクへの強い反応、人に対して攻撃的なことに悩んでいた方が、ある先生と出会い悩みを改善されたという内容でした。

その先生がヴィッセの糸山先生でした。ホームページの「お客様の声」には、他にも先生のレッスンを受けて卒業されていった方々の、劇的に変わって幸せになったことが伝わってくるものばかりでした。

その内容はとても衝撃的で、糸山先生の考えやホームページを読めば読むほど、話だけでも聞いてもらいたい、レイルを見て欲しいと強く思い、カウンセリングを申込みヴィッセに行きました。そしてヴィッセで糸山先生が迎えてくれた時、やっと会えた、これで良い方向に導いてもらえるかもしれないと思うと、少し安心できました。

そうしてカウンセリング当日、今までの私とレイルの生活、その中でも私が一番先生に聞いてほしかった、レイルはフリスビーもボールも大好きな子なので、車やバイクを追いかけるのを改善させることができても、公園でドッグトレーナーに言われた欲のない子になってしまうのは嫌だということを先生に伝えました。

話を聞いた先生は、笑いながら「面白い事を言う人がいるもんですね~。犬のことが全然わかっていないトレーナーですよね」と言われたので、私は、びっくりしました。

そして、先生はレイルを近くの車道まで連れて行き様子を見てくださいました。いつものように、車道に出るまでリードをグイグイ引っ張り、車道に着けば車やバイクに興奮して追いかけようとする姿を見た先生からは、「これはちょっと大変です。時間がかかることを覚悟して下さい」と言われました。

でも、私達に頼れるのは糸山先生しかいません、私はどんなに時間がかかっても何年かかっても頑張ると決めていました。そんな私に先生は「僕に任せてください、必ず良くしますから」と言ってくれたのです。こうして私とレイルのレッスンはスタートしました。

レッスン初日、ヴィッセに行き先生と少しお話しをした後、レイルを預けて一旦家に帰りました。家に着くとすぐに先生から教室に戻ってきて欲しいと電話がありました。すごく嫌な予感がしてすぐにヴィッセに戻ると、ケージに入れた途端外に向けてオシッコをしたり、制御できないほど吠え、叱ると歯を剥いて唸ってくるので、預かりでのレッスンが難しいと言われてしまいました。
 
その瞬間、私は次に続く先生の言葉は、「だからうちでは見てあげられない」と、見放されると思いました。でも先生は、預かりレッスンは無理だけど、私も含めた集中型のマンツーマンのレッスンにしましょうと言ってくれたのです。

そうしてマンツーマンのレッスンが始まり、先生は私とレイルといろいろなところへ一緒に行ってくれました。今までは避けていた人や車バイクが多い商店街、車通りもそれなりにある住宅街、それ以外にも外の世界では全く出来なかった、マッテやツイテ、オイデなども正しいやり方で教えてくれました。それだけでなく、私がやりたかったフリスビーを使ったレッスンも公園で行ってくれたのです。

レッスンも進み先生がリードを持つと、レイルは先生の指示をよく聞くようになり、楽しそうでした。しかし、レッスンで教わった事を私が家に帰ってからやってみても、当たり前ですが先生のようには行かず、私と2人きりではあまり成長が見られず、どんどん焦りが募りレッスンに行くのも辛かった時期がありました。

2クール目が始まった頃、レッスン前の先生との話で、私は目に見える成長が感じられなくて焦っている事を正直に伝えました。すると先生は私に「まだレッスンを始めて今日で7回目ですよ。もし加藤さんが英会話教室に通っているとして、7回目の授業で英語が話せますか?話せませんよね?それと同じようにレイルに要求したって理不尽ではありませんか?まだたった7回目です。なにも焦る必要はありません」と言われました。
 
私は先生に頼りっぱなしで何もせず、レイルにばかり頑張って欲しいと思っていた理不尽な飼い主だと思い知りました。それからは、私もレイルと一緒に成長していこうと改めて思いました。

そうして2クール目も終わりの頃、やっと私とふたりのお散歩でも、車やバイクが来ても落ち着いて歩くことが出来るようになっていました。先生にもレイルがいい顔していると言って頂けるようになり、その頃から私もレイルの飼い主として少し自信が持て始めたときでした。

そして3クール目が始まると、車やバイクを追いかけることはほとんどなくなり、商店街でも駅前でも落ち着いて歩ける子になっていました。その事はとても嬉しかったのですが、ちょうどその頃レイルはまた別の事で悩みが増えていたのです。

それは空を飛んでいる飛行機の音に反応して、家の中でも散歩中でも怖くてパニックになり、音が聞こえなくなるまでワンワン吠えてしまうことです。音が聞こえている間は、私の声は全く聞こえないようで、落ち着かせようにもパニック状態で逃げないようにリードを短く持っているのが精一杯でした。

その事を先生に相談すると、先生は「音の出所がわからないのでパニックになっているだけで、音がどこから鳴っているのか分からせてあげる必要があります。一度羽田空港に行って飛行機を見せてあげれば大丈夫でしょう」と言われました。

私はそんな方法があったのかと、ただびっくりしました!先生は早速、次回のレッスンは羽田空港に行きましょうと言ってくれて、そんなことまでしてくれる先生が本当にありがたかったです。

そして先生の考えは本当に当たっていました。たった2回羽田空港に行っただけでレイルは飛行機の音を聞いても、上を見上げることはあっても、私が「レイル、飛行機飛んでるね~」と言えば、私に意識を向けてくれるようになり、パニックで吠えてしまうことはなくなったのです!

先生は以前、もう犬は飼わないと言っていたことがありましたが、羽田空港でのレッスン中に「もちろんくれないと思うけど、レイルだったらもらってもいいよ」と言ってくれましたね。初回のレッスンで、先生に歯を剥き出しにして唸ったレイルです。その子を先生は「レイルだったらもらってもいいよ」と言ってくれたのです。

すごく嬉しくて、それだけでなく先生はよく、レイルは精神性がとても高い良い子だと、たくさん褒めてくれました。レッスンでは悲しくて毎回泣いていましたが、初めてレッスンで嬉し泣きをした日でした。

羽田空港でのレッスンが終わり、3クール目も終盤のある日、先生が「レイルが来なくなるのは寂しいけど、もう卒業しても良いと思いますよ」と言って頂きました。それはとても嬉しかったのですが、もっと時間がかかると思っていたので、あまりにもあっという間すぎて私自身が不安なので、もう1クール通わせていただくことになりました。
 
先生と出会ってレイルは見違えるほど良い子になりました。ヴィッセに通う前の私たちには想像が出来ないぐらいです。車やバイクを気にして避けていた場所も、今では私の横にピッタリ付いて落ち着いて歩けるようになり、散歩コースもすごく増えました。散歩で会う人には、まだ1歳なのにこんなに落ち着いているの?!とびっくりされたり、綺麗ねーとかカッコイイと声をかけていただくことも増えました。

レイルが来た頃は、レイルの何十年という犬生を私が責任持てるか不安でいっぱいでしたが、先生のレッスンに通い、車やバイクを気にせず、いろんな所に出かけるようになり、遠出をした際に寄る車の行き来が激しく、大勢の人がいるサービスエリアでも落ち着いていることができ、たくさんの人が声をかけて撫でてくれます。今では休日はどこに行こうか考えるのが楽しみなほどです。

車やバイクを散歩中に見ても反応しなくなりましたが、フリスビーやボールは前と変わらず大好きです!!むしろ、前にも増してフリスビーを出すとレイルの目付きが変わるぐらいです。

以前公園で会ったドッグトレーナーの方にまた会うことがあれば、先生のレッスンに通い、散歩中に車やバイクを追いかけることはなくなったこと、でもフリスビーやボールで遊ぶときは、前よりもすごく楽しそうにしていて欲の無いつまらないボーダーコリーにはならなかったこと、そしてなによりも、今のレイルを見てもらいたいです!(笑)

糸山先生と出会えていなければ、今の私たちの関係は無かっただろうし、今どうなっていたか想像するのも怖いぐらいです。大袈裟だと言われるかもしれませんが、私にとって先生は神様のような存在です。

先生には本当に感謝してもしきれないぐらいのことをして頂き、私にレイルとの正しい接し方と、私たちにとってとてもいい方向に導いていただきました。先生が大治郎くんを育てた時のテーマは、「どこに出しても恥ずかしくない子」と仰っていましたね。同様にレイルも、どこに行っても恥ずかしくない、私の自慢の子になりました!!

あと少しレッスンは続きますが、これからも宜しくお願い致します。
 
加藤美幸・レイル

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