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Visse's Blog 2023年2月アーカイブ

横浜市の犬のしつけレッスン/愛犬に攻撃行動が起きた時の対処②~優位性攻撃行動~

犬が飼い主と暮らしていくうちに、何らかの理由で飼い主や家族よりも、自分の方がだと思ってしまう犬がいます。この原因を作り出しているのは、他ならぬ飼い主です。


「犬を四六時中抱っこする」 「犬の好きなように自由に行動させる」 「一緒のベッドに寝かせる」
「犬の要求に無条件で応じる」 「散歩は犬の行きたい方へついて行く」
など、


飼い主が良かれと思って与えている愛情や態度、接し方を、犬が自分に対して「従属的」な態度だと受け取り、その結果、自分の方がだと思い込んでしまうことがあるのです。「権勢症候群」とも言われています。


優位性攻撃行動の矯正は、


1.ルールを何かひとつ作る

2.犬に決定権を与えない

3.日常生活で行う3つの事を実践する


この3つを行います。


子供も犬も問題が起きると、「飼い主(親)が甘やかして育てたからだ」と言われますが、甘やかすとは一体どういうことを言うのでしょうか?甘やかしとは、相手の要求に「無条件」で応えてしまうことです。


犬も子供も甘やかしは、問題行動が起きやすい原因とも言えるでしょう。飼い主と犬との信頼関係を築きなおすには、生活全般に渡って、飼い主が決定権を握っていることが重要になるのです。※決して主従関係ではありません。


犬(子供)をノールールで自由に育て過ぎると、当然わがままな犬(子供)になりやすくなります。愛犬に攻撃行動が起きた時、まず始めに見直すことは、犬に決定権を与えないことです。


犬が何か行動を起こそうとした時に、 一旦、飼い主に「してもいいの?」と「お伺い」を立てさせ、常に犬の方から飼い主にコミュニケーションを取ってくるように習慣をつけるのです。お伺いを立てさせることで、犬の従属性が引き出され、より飼い主の決定権が強化されます。


例えば、抱っこをせがむ時は、「お座り」をさせて、座ったご褒美として、犬の要求を満たしてあげます。優位性攻撃行動の矯正で大切なことは、犬が何かを要求している場合には、無条件に応えるのではなく、必ず飼い主側からの要求を挟むことで、犬の従属性を引き出すことです。


そして、犬にとって今まで無条件で手に入れていたご褒美となるものは、今後一切ただでは手に入らないということを学習させます。ヴィッセでは、優位性攻撃行動の矯正は、戦って服従させようとすることではなく、犬の信頼と尊敬を勝ち取ることを目標としています。


横浜市の犬のしつけレッスン/愛犬に攻撃行動が起きた時の対処①

愛犬に攻撃行動が起きた場合、以下の3つの事を実践します。


1.咬まれる状況を徹底して排除する

2.行動欲求を満たし、生活環境を見直す

3.日常生活で行う3つのことを実践する


1.の「咬まれる状況を徹底して排除する」は、「特定のオモチャに執着して咬んでくる」とか、「足を拭こうとすると咬んでくる」など、今後、そのオモチャで遊ばなければならない、散歩の後、絶対に足を拭かなければならない、ということはないので、まず、オモチャで遊ぶのをやめる、足を拭かない、咬む要因となるものを与えないなど、犬が攻撃行動を起こしやすい状況を徹底して排除します。


これは、今後オモチャで遊ばないとか、足拭きをしないという意味ではなく、攻撃する経験をさせないと言う意味で行います。犬が攻撃する行動を頻繁に行っていると、学習の連続になり咬むという行為が常態化してしまうのです。

 

そうして飼い主は攻撃を繰り返されることで、愛犬に対する恐怖心が更に増してしまいます。そうなってしまうと、今後のレッスンが余計に難しくなるので、攻撃行動を起こす状況を、絶対に作り出さないという考え方です。

また、トレーナーや訓練士によっては、犬が噛んでくる状況をあえて作り出し、戦って服従させることで解決しようとする人達がいます。この方法が間違っているということではなく、同じことを飼い主が行うのは非常に難しということです。とくに「マズルコントロール」は最悪の方法です。もし、飼い主が決着をつけられなかった場合は、問題が更に悪化してしまいます。


次に、2.の「行動欲求を満たす」を行います。お散歩は必ず1日2回行き、できれば公園でロングリードをつけて走らせて下さい。また、お散歩中は、好き勝手に歩かせないようにします。とくに匂いを嗅がせるときは、好き勝手に嗅がせず、必ず許可を与えて嗅がせて下さい。日常生活の色々な場面で許可を与えて行動させることで「お伺い」をたてさせ、従属性を引き出していきます。


そして、攻撃行動が収まっている間に、3.の日常生活で行う3つのことを毎日実践して下さい。最終的なゴールは、犬の我慢と従属性を引き出し、愛犬ときちんとコミュニケーションが取れるようになることと、「ダメ」がきちんとわかる犬に育てていくことです。


横浜市の犬のしつけ教室/今日のわん子達。

犬のしつけ教室・出張レッスン・無駄吠えの矯正レッスンを行うドッグスクールヴィッセの今日のわん子達です。画像左上:ミニチュアシュナウザーとマルチーズのMixくぅちゃん(都筑区)画像右上:チワックスのここあちゃん(港南区)画像左下:ジャックラッセルテリアのアクアちゃん(西区)

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横浜市の犬のしつけ教室/今日のわん子達。

犬のしつけ教室・出張レッスン・無駄吠えの矯正レッスンを行うドッグスクールヴィッセの今日のわん子達です。画像左上:ポメラニアンのテオくん(南区)画像右上:ラブラドールレトリーバーのルークちゃん(港南区)画像左下:柴犬の百華ちゃん(保土ヶ谷区)画像右下:キャバリアとマルチーズのMixの茶太くん(中区)

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横浜市の犬のしつけ教室/今日のわん子達。

犬のしつけ教室・出張レッスン・無駄吠えの矯正レッスンを行うドッグスクールヴィッセの今日のわん子達です。甲斐犬のナナちゃん(港南区)2才です。

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横浜市の犬のしつけレッスン/出張レッスンin伊勢原市

今日は出張レッスンで伊勢原市まで行ってきました。今日で1クールのレッスンが終了しました。Hさん、2クール目もよろしくお願いします!いつもお饅頭ありがとうございます!

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