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お客様の声

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辿り着くことができなかった場所まで導いていただけました。


飼い主様名 青木様
コース 問題行動矯正レッスン
犬の名前 わたまるくん
犬種 トイプードル
受講期間 2クール
糸山先生は、私たち夫婦にとって4人目となるドッグトレーナーさんでした。
 
私たちは、子供の頃から身近に犬が居る生活を経験していたこともあり、とにかく犬が大好きで自分達の犬を迎えるのが夢でした。そして、3年前に愛犬わたまると出会い、生後2ヶ月でお迎えをしました。
 
犬と遊んだことはあっても、自分達がゼロから育てることは初めてだったので、ネットなどで基本的なしつけなど様々なことを調べていくうちに、子犬の「社会化期」の大切さを知り、夫とこの時期は沢山抱っこ散歩しようという話をしました。
 
しかし、わたまるは元々体があまり強くなく、体質的に免疫力が低めの子犬でした。生後半年頃まで下痢がずっと続き、毎週病院に通いながら点滴やお薬を飲む生活をしていたので、なかなか外に連れて行くこともできませんでした。
 
そんな中でも体調が良さそうな日には、抱っこ散歩をしていたのですが、わたまるには外の刺激が全然足りていなかったので、社会化不足にさせてしまったのだと思います。
 
そして、生後7ヶ月頃になると、お散歩中に人や犬に吠えるようになってしまいました。吠えに関しては早めに解決したほうがいいと思い、犬の幼稚園に通いました。この後から私たちは、しつけ教室を転々とすることになってしまいます。
 
犬の幼稚園から始まり、合宿トレーニング、そして出張レッスンと、わたまるが1才過ぎまで色んな方のレッスンを受けて来ましたが、わたまるの問題が改善することはありませんでした。
 
最初の犬の幼稚園でのレッスンは、わたまるが吠えた時に「リードを強く引っ張り、首にショックを与える」という方法でした。レッスンでわたまるが吠える度に、トレーナーさんにリードで首にショックを与えられ、
 
「キャン!」と泣き叫んでる姿に胸が苦しくなってしまい、私がトレーナーさんに違う方法を尋ねても、
 
「この方法しかありません、今直さないともっとわがままになります」と言われました。
 
しかし、トレーナーさんの様なトレーニング方法は、私たちにはとても実践することができず、幼稚園をやめることにしました。
 
次に合宿型のドッグスクール見つけ、そこでは「失われた社会化期の経験を積ませる」というのがコンセプトで、トレーナーの方から、
 
「吠えは必ず治りますよ。体調が悪いのも、お散歩がうまくいってないせいです。ちゃんとお散歩できれば顔つきも良くなるし、今病弱な顔をしていますが、全て良くなりますから」と言われました。
 
当時、わたまるの安定しない体調も大きな悩みの一つだったのですが、私はトレーナーの方の「全て良くなりますから」という言葉に期待してトレーニングを申し込みました。
 
そして、一週間の合宿に参加させたのですが、怖がりなわたまるにとって合宿が体に合わず、お迎えの最終日に体調を崩してして帰ってきてしまい、次の日から一週間の入院生活が始まりました。
 
退院して体調が戻ってから、トレーナーさんに教わったトレーニングを開始しましたが、その方法とは、
 
「家の中でも外でも、わたまるを見ない、触らない」 「むやみに話しかけない」というトレーニング方法で、それは私たちにとってとてもつらいものでした。
 
わたまるは私たちにとって家族なので、無視したり話しかけないことは難しく、また、お散歩中に人や犬に吠えた時に「無視をする」という対処も私たちの中で腑におちず、結局、今回のスクールもやめることになりました。
 
そして、今度は今までやってきたこととは違うトレーニング方法ならどうだろう?と思い、「犬を叱らずに、褒めてトレーニングをする」というトレーナーさんに、出張トレーニングをお願いしました。
 
褒めるトレーニング方法は、基本的におやつが必要で、人や犬とすれ違う時におやつを見せて気を逸らし、吠えたらお座りや待てをさせて、出来たらすぐおやつをあげるという方法です。
 
既に3人目のトレーナーさんだったので、このトレーニング方法で大丈夫かな?という不安な気持ちが初回からありましたが、おやつを常に持ちながらのお散歩に違和感があり、数回レッスンを受けただけで、残りのレッスンは受けずにやめました。
 
そこからしばらくは、「もうスクールに通うのはやめよう。今のわたまるの全てを受け入れて過ごしていくしかない」と決めて日々を過ごしていました。
 
もうスクールに通うことは絶対無いと思っていたのですが、わたまるはまだ3才でこの先まだまだ長い犬生を共に過ごして行くのに、お散歩がこのままで良いのだろうかという気持ちが常にありました。
 
そして、東京から横浜に引っ越したのを機に、良いしつけ教室があるかも知れないと思い、もう一度しつけ教室を探すことにしました。そして、色々探した中で見つけたのがヴィッセでした。
 
ホームページを拝見し、ヴィッセの理念や「お客様の声」を読んで、お話しを聞いてみたいと思いカウンセリングを受けました。カウンセリングで、糸山先生が、
 
「わたまるは社会化不足ではなく、生まれつきとても怖がりで吠えはそこからきていること。そして、それはわたまるが悪いのでも、私たちが悪いわけでもなくて、怖がりな子は生まれつき怖がりなんです」とお話していただきました。
 
他のトレーナさんから「可愛がりすぎているからお散歩が上手くいかない」と言われたことについても、
 
「可愛がるのは当然です。ぬいぐるみみたいな子が家に居るんですよ。可愛がらないわけないですよ!」と言ってくださり、そういう言葉をかけてもらったのは初めてだったのと、
 
今までのトレーナさんたちからは、聞いたことがないような話ばっかりだったので、もしかしたらこの先生は、今までのトレーナーさんとは違うのかもしれないと思い、その場でレッスンを申し込みました。
 
レッスンは、毎回30分のカウンセリングから始まり、1週間の様子を報告します。こちらからの質問があれば、先生は具体例を出しながら、質問した以上のことを丁寧に答えて下さいます。

以前通っていたしつけ教室では、「わたまるは怖がりで、人や犬が苦手」とだけしか教えてもらえず、怖がる気持ちが漠然としか理解出来なかったのですが、先生は、怖がりでも色んな性格の子がいて、わたまるが今この状況で吠えているのは、
 
「こういうことでこう言う気持ちだから」 「この状況だとこう」 「そしてこれを人に置き換えるとこういうことですよ」と、分かりやすく私が納得するまで教えていただけます。
 
なので、わたまるの気持ちを以前よりも、深く理解することができる様になりました。何より先生は知識が豊富なので、お話をすると毎回勉強になることばかりです。本当に「飼い主が学ぶしつけ教室」なんだなと思います。
 
また、テキストに加え、レッスン中の動画をLINEに送っていただけるので、先生の言い方や、タイミングを家で真似して練習することができるのが凄く良かったです。

そして、何よりも良かったのは、レッスンの最後に必ず公園までお散歩レッスンがあることです。
お散歩で他の犬に吠えるわたまるにとって、その日に教わったことを実践して教えてもらえることも凄く良かったです。
 
最初は「ノー!」と言ってもギャン吠えが止まることはなく、本気で叱ることはすごくエネルギーを使うので、お散歩レッスンの後は毎回ドッと疲れていました。
 
しかし、5回目のレッスンくらいから、わたまるが他の犬に向かって吠えた時に、私が「わたまる、待って」というだけで吠え止むようになりました。そこから今度はお散歩中に吠えない日が少しずつ増えていき、今では「ノー!」と叱ることはほとんどなくなりました。
 
ヴィッセでは、今までのトレーナーさん達から教わった、犬が吠えた時にリードで首にショックを与えたり、おやつで気を引くこともないです。また、缶を投げたり、無視をしたりするということもないです。
 
わたまるがここまで吠えを抑えることが出来たのも、ヴィッセで教わる「褒めること」の大切さにあると思います。

初回のカウンセリングで、先生から「普段どのぐらい褒めていますか?」と聞かれた時に、家ではただ「可愛い、可愛い」とだけしか言ってなく、日常生活ではほとんど褒めていないことに気づきました。
 
家の中でただ座っている時、伏せているだけでも褒めるタイミングなのだと教わってからは、とにかく「いい!」と思うタイミングがあれば、すかさず「グッード」と褒め続けたことが、わたまるを良い方向に導くことができたのだと思います。
 
今では、弟犬のもんきちを「グッード」と褒めると、わたまるが「僕のこと?」と笑顔で近づいてきたり、家でイタズラをしている時も、「ノーだよ」と言うとすぐにやめてくれるようになりました。

先生が言う「犬の心を育む」ということは、こういうことなのかと、とても感動したのを覚えています。

ヴィッセの理念は、「子供と同じように育てましょう」というものです。それは、子どもと同じように「やっても良いこと」と「やってはいけないこと」を教えるということです。

子供(犬)が何かいけないことをしたらきちんと叱り、良い行動をしたらたくさん褒めるというシンプルなものです。
 
私たち夫婦は、これまで答えの出ない話し合いを何十回としてきました。しかし、その答えが見つからず、諦めかけていた時に糸山先生と出会い、たどり着くことが出来なかった場所まで導いていただけました。
 
もっと早く出会っていればと思う気持ちもあるのですが、私たちにはこのタイミングだったのだと思っています。今後もわたまるにたくさん「グッード」を言い続けていきたいと思います。
 
長くなりましたが、最後に糸山先生本当にお世話になりました。また公園でお会いできる日を楽しみにしています。

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